調理師 Aさん
食事を通して
利用者様の人生を
支えています。
初めて訪れたとき、
ここで働きたいと思った。
私が小学生のとき、姉が高校の食品調理科に通っていました。姉が学校の行事で作った松花堂弁当を食べる機会があり、そのおいしさに「私も料理ができるようになりたい!」と感じたことが調理師を目指したきっかけです。高校は、姉と同じ食品調理科へ進学しました。
済昭園との出会いは、中学生のとき。清掃ボランティアや職業体験で訪れた際に、職員さんたちが優しくてあたたかい雰囲気を感じ「ここで働きたい!」と強く思いました。こうと決めたら一直線な私。就職活動のタイミングでは募集がなかったものの、お願いして、なんとか入職できました。熱意って通じるんですね。現在、済昭園で念願の調理師として働いていますが、内部から見ても中学生のときに感じた雰囲気の良さは変わりません。
先輩たちのサポートがあるから、
のびのびと働ける。
済昭園の食事は、手づくりにこだわり、利用者様やその家族からおいしいと評判です。それは、私たち調理師と栄養士が、心を込めて作っているからだと思います。1日に約100人前を朝昼晩の三食調理するので、いつも時間との勝負。しかし、食後に食器を返却しに来た利用者様の「今日もおいしかったよ」のひと言で、どんな苦労も報われます。
最初の頃は、約100人前の調理の勝手が分からず失敗したこともあります。そんなときも、周りの先輩たちがフォローしてくれました。いつか後輩ができたら、私がしてもらったことをしてあげたいな、と思っています。調理室のなかは、業務中は緊張感があり、それ以外の時間は、和気藹々とした雰囲気なので、メリハリをつけて仕事に取り組めています。
楽しい食事の時間を
利用者様に提供したい。
調理師の早出の出勤時間は、6時。私は早起きが得意なので、朝日を浴びながら出勤するこの時間が好きです。早出の場合、15時過ぎには退勤できるので、プライベートな時間もゆっくりと過ごすことができます。
また、仕事で作ったメニューを家でも再現して、家族に振る舞い、「おいしいよ!」と喜んでもらっています。今後の目標は、利用者様ともっとコミュニケーションを取って、親睦を深めること。いずれは、施設内で利用者様たちと一緒に料理をする時間などを企画してみたいな、と考えています。そうすれば、もっと楽しい食事の時間を提供できるはず。これからも、日々成長を実感しながら「食」を通して利用者様の人生を支えていきたいです。